導入事例

【地域密着型&多言語対応の乗降拠点で利便性向上】山梨県中央市にてデマンド交通「のるーと中央」運行開始 

山梨県中央市の全域において、2025年10月1日(木)よりデマンド交通「のるーと中央」の運行が開始されました。本事業は、国土交通省の『「交通空白」解消緊急対策事業』採択のもと、実施されます。 

中央市さまは、従来コミュニティバス「とまチュウバス」を運行してこられましたが、定時定路線で限定した時間帯に大通りを中心とした路線での運行でした。交通弱者の救済と交通空白の解消を図り、持続可能な地域公共交通としていくため、このたび弊社が提供する「のるーと」のシステムを採択いただきました。 
 
乗降拠点(ミーティングポイント)は、高齢者でも住宅から100~150m程度で利用できるよう、市内のゴミステーションをベースに効率よく配置し、これに駅、商業施設、公共施設、病院といった主要施設を加えた約260箇所を設置しました。また、同市には日系ブラジル人をはじめ日本語以外を母語とする住民が多く生活する地域もあるため、ミーティングポイントにひらがな、英語、ポルトガル語の3ヶ国語のふりがなを表記する多言語対応を実施しました。 

現在運行しているコミュニティバス「とまチュウバス」は「のるーと中央」運行開始後、11月末まで並行で運行し、12月からは置き換えとなります。 

また、市内全域を2台で効率よく運行するためのシステム調整とコンパクトな車両により機動性を高めつつ、乗降は住宅地と施設を結ぶ利用かつ市内の移動に限定し、既存の地域交通との共存を図るなど、利便性と効率性・持続可能性のバランスを重視した運行形態としています。 

今回の運行にあたり、弊社は予約・配車システム構築と提供、有人コールセンターの手配、リーフレットや乗降拠点の制作と手配、および運行開始後の安全性/運行効率向上や利用者増に向けた助言をおこなってまいりました。運行開始後におきましても、弊社での自主運行や他地区での導入・運行を通じて積み上げた経験・ノウハウを活かし、総合的な支援をおこなってまいります。 

「のるーと中央」の多言語に対応したミーティングポイント標識-
「のるーと中央」の多言語に対応したミーティングポイント標識
中央市出発式典の様子

山梨県中央市におけるデマンド交通「のるーと中央」運行概要

運行主体:中央市 
運行開始:2025年10月1日〜 
運行エリア:中央市全域 
運行日 :平日 (年末年始は除く) 
運行時間:8:00〜16:00 
運賃 :500円 *乳幼児・介助者は無料 

 詳細は、中央市の公式サイトをご確認ください 

中央市デマンド交通『のるーと中央』について

https://www.city.chuo.yamanashi.jp/soshiki/kikaku/kikakusoumu/demando/index.html   

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